ウレタン混入ローウエストパンツのお直し
- 最初の指示で外側の詰め寸を5ミリ~1センチ少なくする。
- パタンナーに立体的なパターンを起すように依頼する。
皆さんが取れる対応は1.です。まずは図を使って説明しましょう。
図-1は従来のパターン、図-2はローウエストのパターンで、脇の張り出し分が不足して、外側の裾線があがります。ここでは感覚として図-2を目に焼き付けてください。そうすることによってウエストからヒップにかかるお直しについても、まさに目から鱗となるはずです。
図-3は理想的にするためのパターンです。ウエストラインを、タテ距離が長くほしい部分で変更することと、お尻のクリを下げてあげることによって理想的なボトムが完成します。
ウエストを決める
- 前中心の浮きは、カギホックを斜めに(上を多く)詰めて処理するのがベター。
- 後ろの浮きは、ベルトの縦中心に縫い線があれば体のラインに沿って縫い込めます。縫い線がない場合はお客様に許可を得て縫い線を作りますが、得られない時(デザイン重視で)は、後身頃のウエストラインを作り直して処理します。
ウエストを決める【注意するポイント】
- ローウエストに限らず全ての加工指示には、どこで消し込むのかを明確に書くことが大切です。
- ベルトのトップでのつめ寸法とベルト下部の寸法が違う点も見逃さないで記入しましょう。